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不動産営業に向いてる人はどんな人?特徴8選を解説

2023年11月10日

不動産営業に興味はあるけど、実際に自分がやっていけるのか不安。転職に踏み出せない。そんな人は多いのではないでしょうか。不動産業界と言えば、厳しいノルマや激務をイメージする人が多いですが、働いてみると、厳しい面はあるものの魅力が多く、向いている人にとっては天職の仕事です。

今回は、不動産営業に向いている人の特徴をテーマに、向いている人に共通する8つの特徴や不動産営業の仕事内容、不動産営業で働くメリットなどについて解説します。

こんな人におすすめの記事

・不動産営業に未経験で転職したい
・自分が不動産営業に向いているかどうか知りたい
・どうすれば未経験で不動産営業になれるのか知りたい

不動産営業の仕事内容とは?

不動産営業の仕事内容は、営業として不動産を扱う業務ですが、一口に不動産営業といっても扱う不動産や営業手法によって仕事内容はさまざまです。

まずは、不動産営業の種類ごとに、その仕事内容を紹介します。仕事内容によっても向き不向きが違うため、どれが自分に合っているか見極める材料として参考にしてみてください。

不動産営業の仕事内容にも種類がある

不動産営業には、会社ごとに展開している事業によって、主に以下のような仕事があります。

自社物件販売営業

自社物件販売営業とは、マンションデベロッパーや戸建ビルダーなどのように、自社物件の開発を行う会社で、その開発物件を販売する仕事です。扱う物件は、分譲マンションや戸建の建売、投資用不動産などさまざまで、主に一般個人に対して販売営業を行います。

比較的大手企業が多く、ブランドが確立されている有名企業であれば販売もしやすいですが、その分競争率が高くなることも特徴です。

売買仲介営業

不動産営業と言われる仕事の中で、最もイメージされやすく、実際に働く人の数も多いのが売買仲介営業です。

売買仲介とは、不動産を売りたい人と買いたい人をつなげる(仲介する)仕事であり、売買契約がまとまれば報酬として仲介手数料が、売主さまと買主さまそれぞれから支払われます。

売買仲介を展開する不動産会社は、大手から中小企業まで数多く、地域によっても営業スタイルが異なります。例えば、売主さまのが、基本的に大手企業ほど売り手メインの元付け、中小企業は買い手メインの客付け業務が多くなります。

査定書や契約書の作成など、業務量が多くなることもあるため、契約数が増えてくると効率よく作業をすることも求められます。会社が多いですが、手数料のインセンティブに反映される会社がほとんどで、実力によって高収入を得ることも可能です。

賃貸仲介営業

賃貸仲介営業は、アパートやマンションなどの賃貸物件を借りたい人に対して物件を紹介する仕事です。

実際に物件を借りたことがある方も多いのではないでしょうか。

業務としては、お客さまの物件案内や契約書を作成を行います。多くのお客さまや物件に接することができるため、たくさんの不動産がに触れたい方にも向いているでしょう。売買と比較して扱う物件の単価は下がります。

不動産仕入営業

営業と言えば不動産を売る仕事のイメージが強いかもしれませんが、不動産営業には、仕入営業という不動産を仕入れる(買い取る)仕事が存在します。

デベロッパーやビルダーなど、建物を建てて自社物件を開発する用の土地を仕入れる仕事がメインですが、リノベーション再販用に中古戸建や中古マンションを仕入れる仕事もあります。

不動産営業の中でも、より不動産についての詳しい知識が必要であるため、経験豊富なベテラン営業マンが多いですが、未経験から挑戦できる会社も少なくありません。不動産営業の花形とも呼ばれる仕事であり、成果を出すのは大変ですが、1プロジェクトがまとまるとその感動も大きくなります。

多くの人が関わって物事が進むやりがいや、報酬的にも大きな成果を得ることができます。

こんな人は向いている!不動産業界で活躍する人の特徴8選

次に、不動産業界で活躍する人に見られる特徴を8つ紹介します。

自分に向いているか不安という人は、まず以下の内容を参考にしてみてください。実際に活躍している人にも共通することが多い特徴です。

性格が素直

まず、性格が素直であることです。

特に、未経験から不動産業界に転職する場合、はじめのうちは、上司や先輩から指導やアドバイスを受けることになります。

この際、性格が素直で周りからの意見を素直に聞いて実行できる人の方が、成長が早く社内でも好かれるため、昇進もしやすいです。実際、不動産業界で活躍している人の多くは、驚くほど性格が素直で上司や先輩からのアドバイスを貪欲に吸収し、営業の現場に活かしている人がほとんどです。

メンタルコントロールが上手

不動産営業に限らず、仕事は成果との戦いです。メンタルのコントロールが上手な人は長く続ける上で有利です。

スポーツに限らず、勉強やその他の活動でも、過去に努力を続けた経験があるという方は、不動産営業に向いているでしょう。

身体も強い

不動産営業は、外回りや出張、現地販売、ポスティング、繁忙期になると仕事が固まり帰りが遅くなるなど、業務内容や時期によっては、体力も使う仕事です。

よって、メンタルだけ出なく身体も強い人の方が、業務を無理なく有利に進めていくことができます。身体が強いことで周りよりも行動量が増え、営業の場数も多く経験できるため、成長も早いです。

人が好き

不動産営業だけに限らず、人が好き・人付き合いが得意という人は、営業職全般に向いています。未経験で転職した場合、はじめのうちは知識や経験が不足していて、うまく話ができない場合でも、人付き合いから契約が生まれることもあります。

実際、営業経験すらないにも関わらず、入社間もなく持前の人柄の良さで周囲から気に入られ、契約を取る人は少なくありません。

新しいことのチャレンジが好き

興味があることであれば、抵抗なく新しいことにチャレンジできる人も不動産営業に向いています。

不動産営業に興味はあっても、「知らない業界だし、イメージ的に未経験でチャレンジするのは怖い」と前向きになれない人は多いです。新しいことのチャレンジが好きな人は、積極的にチャンスをつかみやすいため、未経験でも新しいことにチャレンジしたいと不動産業界を目指す人は、ぜひおすすめします。

仕事が好き

不動産業界で活躍する人は、基本的に仕事が好きな人が多いです。

仕事が好きな人は、自分から積極的に学び、行動し、必然的に結果を出すためです。どのような仕事でも同じですが、不動産営業においても成果を出すことは、簡単ではありません。

一時的に成果が上がっても、努力を怠るとすぐに成果は出なくなります。仕事が好きで、自分なりのこだわりや理想を持っているような人で活躍している人も多いです。

周りに営業職が多い

家族や友人など、周りに営業職が多く、普段から営業職の話を聞いている人であれば、未経験でも違和感やギャップを感じることなく仕事ができるケースが多いです。

不動産業界の営業に限らず、営業職同士は話が合うので、周りと意見交換ができ刺激をもらうことやストレス解消ができるメリットもあります。

不動産が好き

何らかの形で不動産に関わりたい、不動産が好き、といった人にも向いている業界です。一言に不動産、といっても様々な切り口がある。家自体が好き。空間が好き。リフォームが好き。間取りを見るのが好き。などなど。どのような角度でも、好きという気持ちを持っていれば、継続して続ける動機にもなります。

不動産業界に向かない人の特徴とは?

次に、不動産業界に向かない人の特徴をも紹介します。

不動産営業は、高収入が期待できやりがいも大きい反面、人によってギャップが大きい仕事です。不動産会社は数が多いため、職場環境もさまざまです。自身の思い描いていた環境と違った!とならないために、業界に向かない人の特徴もイメージしておきましょう。

人付き合いが苦手

まず、不動産営業に向かない人の特徴一つ目は、人付き合いが苦手な人です。

これは、「口下手」であることや「おとなしい」という意味ではなく、純粋に他人との会話や人間関係を築くのが苦痛であるという意味です。口下手や大人しくても誠実な姿勢などがお客さまや周囲に評価され、結果を出している方はたくさんいます。

不動産営業に限らずですが、営業職は人と人の繋がりによって成り立つ仕事であるため、自分しかいない空間で仕事がしたいという人にはギャップが大きいかもしれません。

仕事とプライベートを完全に切り離したい

働き方改革により、以前と比べるとホワイトになりましたが、相手がある仕事である以上、不動産営業は休みの時でも顧客からの電話があると対応する必要があります。

「休みの時は電話に出なくてもよいのでは?」という考え方もありますが、継続して成果を挙げることを考えると、どうしても対応が必要になる場合もあります。

例えば、水曜日が休みの場合に、お客さまがどうしても水曜日でないと難しい、といった場合です。事前に自身でスケジュールを調整するなど、先手を打つことでコントロールすることもできますが、仕事以外の時間は、完全にプライベートで仕事のことを何も考えたくない場合はギャップがあるかもしれません。

転職先にもしっかりと働き方を確認しておきましょう。

不動産業界に入るメリットって?

向き不向きを踏まえた上で、不動産会社に入るメリットを考えてみましょう。ここでは、不動産営業に入るメリットを紹介します。

専門知識が身につく

不動産は、ほとんどの人にとって一生に一回のお買い物です。そのため、不動産営業には高い専門性や倫理観が求められます。

またこの世には2つとして同じ不動産はないため、不動産営業経験を重ねるたびに自身のスキルがどんどんパワーアップしていきます。このスキルは、自身が不動産を購入したり、また家族や知人から相談を受けた時にも大変役に立つ専門知識になります。

成果に見合った報酬を得ることが可能

不動産営業の一番のメリットは、高収入を期待できることです。これは、不動産業界の構造の特徴もありますが、扱う金額や関わる人が多いため、1件の契約で他の業界では達成できない売上や利益を上げることが可能です。

成果を挙げるための努力は当然必要になりますが、年齢に関係なく高収入が稼げる業界は、不動産以外に多くはありません。

社会人としての成長を実感できる

不動産営業で結果を出し続けていくのは簡単なことではありませんが、コツコツと努力を積み重ねることで、社会人として大きく成長できます。

成果を挙げることでお客さまや社内でも評価が高まり、成果に見合った報酬を得ることで、大切な家族からも感謝されます。

頑張った分の成果や成長が目に見えてはっきり感じられる仕事なので、不動産営業でしか味わえないやりがいや感動があります。

仕事がなくなるリスクが低い

衣食住の1つである不動産は、人間の生活に必要不可欠なものであり、不動産営業は、専門性も高いため、仕事がなくなるリスクが低いメリットもあります。

特に、不動産業界で最も大切な資格である宅地建物取引士、いわゆる「宅建」を持っていれば、食いっぱぐれない可能性が高くなります。不動産会社が営業を続けるためには「5人に1人の宅建士」の設置が事務所ごとに義務付けられているため、常に需要が高い資格でもあります。

不動産業界は、人脈が成果を挙げる上で大きな要素であるため、業界歴が長く人脈が豊富な営業マンであれば、今後のキャリアにおいても大いに役に立つでしょう。

不動産業界に入るデメリットは?

メリットの次は、不動産業界に入るデメリットを紹介します。

魅力が多い不動産業界ですが、逆に他の業界にないデメリットもあるので、転職の際に確認しておきたいポイントです。

収入が安定しない

インセンティブの比率が大きい会社では、収入が安定しないケースもあります。会社の給与形態によるので、少しでも収入を安定させたい人は、入る会社の給与条件をよく確認しましょう。

成果が出ないとメンタルがきつい

不動産営業は、成果が出ると収入も会社の評価も上がるため全てがうまくいきますが、逆に成果が出ない場合は、メンタルがきつい点もデメリットです。

固定給が安い会社であれば、生活ができなくなる可能性もあり、実際、成果が出ずに家計が回らないから不動産業界から転職するというケースもあります。

資格の取得を求められる

メリットと言えばメリットですが、不動産業界に入ると、営業はほとんどのケースで宅地建物取引士(たっけん)の取得を求められます。

勉強が得意な人は、基本的にすぐ取得できる資格ですが、勉強するのが苦手な人には、少し難しい資格かも知れません。仕事をしながら勉強を続けるのは、大変ですが、落ち続けると毎年受験する必要があり、お金も時間ももったいないことになります。

頑張れば取得できる資格であるため、可能な限り努力して早期の合格を目指しましょう。

不動産業界に入るハードルって?

最後に、不動産業界に入るハードルについて解説します。

未経験でもチャレンジしやすい

業界的に厳しいイメージが強く、採用のハードルも高いと思われるかも知れませんが、不動産業界は、常に求人数が多く、未経験であっても門戸は大きく広がっています。

令和4年の国土交通省のデータによると、不動産会社(宅建業者)は9年連続で増え続けており、コンビニの数より多いと言われています。不動産の専門性よりも、前述した向いている人の特徴で、素直さや人柄などが結果に直結することも多いため、未経験でも、熱意とやる気さえあれば、採用される可能性は高いです。

学歴関係なく、実力で評価される世界

求人の条件から転職後の活躍度まで、学歴はあまり関係ないのも不動産業界の特徴であり、大きな魅力です。

やる気と行動力さえあれば、誰でも活躍できる世界であり、「不動産業界に入って人生が変わった」という人はたくさんいます。異業界からでも、なぜ不動産業界で働きたいか?という点がしっかりとアピールできれば、採用される確率は高くなるでしょう。

まとめ

今回は、不動産営業に向いている人の特徴をテーマに解説しましたが、いかがでしたでしょうか?「不動産営業は天職」という人も多いほど、向いている人にとっては、収入ややりがいの面など魅力が多い仕事です。

LIFULLが運営する不動産業界専門の転職支援サービスでは、お仕事のご紹介だけでなく、書類の添削や志望動機作成のアドバイスも行っています。興味のある方は、ぜひ経験豊富なコンサルタントにご相談ください。

あなたにマッチした、不動産業界での働き方を一緒に考えていきましょう。

監修

不動産のOTOMO

不動産ブロガー。30歳未経験で不動産業界に転職し、営業や企画に携わり、宅建も取得。不動産業界の魅力を伝えるため「不動産のOTOMO」ブログ運営を開始し、累計40万PVに到達。JOBRIDGEの理念に共感し、不動産業界の魅力を伝えるコンテンツを配信中。 資格:宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

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