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不動産業界はどんな時がつらい?あるあるやエピソードを解説

2024年04月05日

不動産業界はつらいって聞くけど本当?つらいと感じる瞬間や実際のエピソードを知りたい。

今回は、そのような方に向けて、不動産業界経験者の声も交えながら、つらいと言われる理由や実際につらいと感じたエピソードを紹介します。ぜひ参考にしてください。

こんな⼈におすすめの記事
・不動産業界が本当につらいのか知りたい
・つらいと感じる理由やポイントを知りたい
・実際に働く人のエピソードやつらい不動産あるあるを知りたい

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不動産業界は向き不向きがはっきりしている

不動産業界のつらさや実際のあるあるエピソードを紹介する前に、不動産は向き不向きがはっきりしている業界であることを前置きしておきます。

実際、不動産業界は、向いていないと感じてすぐに辞める人もいれば、不動産以外で働くことが考えられない、他の業界では働きたくないという人もいるほど、極端に向き不向きが分かれます。

人によっては、一度他の業界に転職しても、また戻ってきて不動産業界で働き続けているケースも少なくありません。

以下では、不動産業界のつらさや誰しもが経験するエピソードを紹介しますが、大前提として向き不向きがはっきりしている業界であることは、頭に入れておきましょう。

不動産業界がつらいと言われる理由5選

まず、今回のテーマである不動産業界がつらいと言われる理由について5つ紹介します。

毎月の目標数字があるため

不動産業界は、毎月の営業目標が設定されるため、数字に追われてつらいと感じることが多いです。

月ごとに目標が設定されるため、ひと月達成しても、また翌月には新しい目標が課されることから、毎月、達成に向けたプレッシャーを感じ続けなければなりません。

達成に向けて行動を続けることにやりがいや楽しみを感じられる人にとっては、天職の仕事ですが、逆に毎月目標に追われたくない人にとっては、つらい仕事かも知れません。

休日対応が発生するため

不動産業界は、休日であっても、お客さまや取引先からの連絡があれば対応するケースもあります。

単なる相談や質問レベルであれば問題ありませんが、トラブルやクレームの対応を休日中に行うのは、通常出勤日よりも、精神的に疲れます。

休日出勤までにはいかなくても、ちょっとした対応が休日中に発生することは頻繁にあるため、完全に休みとプライベートを分けたい人にはストレスが大きいでしょう。

家族や友人との時間を合わせにくいため

不動産業界の仕事は、平日休みが多いため、家族や友人との時間は、基本的に合わせにくいです。子供が大きくなると学校が土日休みになるため、さらに時間が合わなくなります。

平日の行事に参加しやすいなどのメリットもありますが、休みの時間を家族と過ごせないことにストレスやつらさを感じる人は多いです。

会社によって休暇制度は異なり、土日休みや水日休みなど、週末に休みを取れるケースもあるので、プライベートのことも考えて、働きやすい会社選びをしましょう。

お客さまからのクレームやトラブル対応があるため

高額商品である不動産の取引は、お客さまからのクレームやトラブルが頻繁に発生します。

全面的に自分の責任である場合もあれば、お客さまの認識違いや社内スタッフの手違いにより、クレームやトラブルの対応をすることも多いです。

クレームやトラブルは、不動産業界に限らず発生することですが、不動産の場合、厳しい内容のケースが多いため、人によってはストレスが大きいかも知れません。

収入が安定しない場合があるため

インセンティブがメインの営業職の場合、契約が取れないとインセンティブが入らないため、収入が安定しないつらさもあります。

インセンティブの割合が大きい会社ほど、固定給が少ない傾向にあるため、契約がない月の翌月に生活が苦しくなることは、不動産業界ならではのつらさでしょう。

その分、契約するほどインセンティブで高収入を目指せるので、夢のある仕事ではありますが、収入を安定させにくい点はデメリットです。

インセンティブが少ない代わりに、固定給が安定している会社もあるので、家計の状況や個々の価値観、性格によって仕事を選ぶことをおすすめします。

経験者多数!つらい不動産あるあるやエピソードを紹介

ここでは、不動産業界で働く人であれば、多くの人が経験するつらい不動産あるあるや実際のエピソードを紹介します。

今となっては笑い話のエピソードから今でも笑えない、つらい体験談まで、不動産業界の裏話を知りたい人は、参考にしてください。

不動産未経験で転職して数か月間契約ゼロ

不動産営業に異業種から未経験者としてチャレンジした結果、入社後、数か月間に渡って契約が取れなかったというエピソード。

3か月の試用期間で契約が取れない場合は、クビになる可能性があったため、恐怖や不安が大きく、本当につらかったです。

幸い周りの社員が優しかったため、何とか踏ん張れましたが、正直、二度と経験したくない体験でした。

2年目からは、契約を取るコツをつかんで、徐々に営業数字が上がり、3年目はトップ5に入ることができました。

今思えばすごく良い経験であったし、はじめに苦労した分、後から伸びたと思っているので、当時の話を部下や後輩の指導に活かしています。

グループ会社の手違いによりお客さまから大クレーム

投資用の新築アパートを販売していた時のエピソード。

アパートの1室を自分で使いたいというオーナーの要望があったところ、指定されていた部屋にグループの管理会社が誤って客付けしてしまい、大クレームになったという失敗談です。

自分としては、グループ会社に対してオーナーの意向を強く伝えていただけに、クレームの対応は本当につらく、精神的にかなり疲弊したのを覚えています。

あれ以上のクレームは、未だに経験していませんが、今後もないことを祈るばかりです。

会社の業績が悪く社内の雰囲気が悪い

誰もが共感する不動産業界あるある、業績悪化により、社内の雰囲気が悪かったという体験談。

不動産は、景気に左右される商品であるため、会社の業績も当然、波がありますが、業績が悪い時の社内は、かなりぎすぎすして息が詰まります。

業績が悪いと社内で「収入ダウンになるのでは?」という不穏な雰囲気が流れるので、不動産業界で働く人は、景気の浮き沈みに敏感です。

その分、景気が良く、業績が上がっている時は、社内中に穏やかな空気が流れますが、業績ダウンで、社内の空気が薄くなる感覚は、業界歴の長いベテランほど、多く経験することでしょう。

契約前日のキャンセル

契約予定のお客さまから契約前日にキャンセルの連絡を受け、絶望したという体験は、多くの不動産営業マンが経験するエピソードです。

契約前日にお客さまからの電話があると、不動産業界の営業マンは、心臓が痛くなります。

特に、契約がない月の月末にキャンセルの連絡を受けるのは、精神的にかなりつらいです。

契約前キャンセルを立て続けに経験して人間不信になったという体験談は、誰もが共感する不動産あるあるでしょう。

契約がなく翌月の生活が厳しい

収入が安定しないことは先述した通りですが、契約がない翌月の給与が少なく、生活が厳しくなったという不動産あるあるです。

日頃からインセンティブが多く入った際に貯金していれば問題ありませんが、貯めていないと契約がない時に苦労します。

不動産業界は、お金の使い方が、豪快な人が多いので、周りに流されてついついお金があると使ってしまう人は要注意です。

仕事に慣れて収入が高くなるのは良いことですが、生活水準を過度に上げ過ぎないよう、インセンティブが多く入った時は、一部貯金しておくことをおすすめします。

不動産業界に向いている人の特徴3選

冒頭で、不動産業界は向き不向きがあることを解説しましたが、ここでは向いている人の特徴を3つ紹介します。

自分が不動産業界に向いているタイプなのか知りたい人は、以下の内容を参考にしてください。

人とのコミュニケーションが好き

お客さまや取引先ありきの仕事である不動産業界の仕事は、人とのコミュニケーションが好きで出会いや関係性を大切にできる人ほど、成功しやすく長続きします。

コミュニケーション能力は、仕事を続ける中で磨かれるため、「上手 下手」に関しては問題ありません。

口下手な人でもコミュニケーションを積極的に取ろうとする人であれば、営業スキルは後からついてきます。

また、不動産の業務は、決してひとりで完結できる仕事ではないため、社内スタッフとの関係性を良好にしておくことも大切です。

社内のコミュニケーション不足によって取引上のクレームやトラブルに繋がるケースもあるので、細かくやり取りできる人の方が、業務をミスなく円滑に進めることができます。

コミュニケーションが好きな人は、社内と社外の両方に好かれるだけでなく、業務をミスなく進めることもできるので、不動産業界で働く上で有利と言えます。

ポジティブで切り替えが早い

不動産業界は、営業数字に対する会社からのプレッシャーやお客さまからのクレーム、トラブルなど、一時的にストレスを感じることもあるため、ポジティブで切り替えが早い人の方が向いています。

どんなに優秀な人でも、長く続けていると営業のスランプやお客さまからのクレームによって、精神的に落ち込むことは必ずあります。

ポジティブな人の方が、ストレスを引きずることなく仕事ができるので、成果が上がりやすく、尚且つ、長続きもしやすいです。

行動力がある

営業成果を第一に求められる不動産業界は、会社の指示待ちではなく、自分で考えて行動できる人の方が、成果を残しやすく、仕事の楽しさを感じやすいです。

不動産業界は、同じ会社にいても、成果の出し方が人によって驚くほど異なります。

いわゆる「正解がない仕事」であるため、行動力がある人の方が、自分なりのスタイルを確立でき、成果も上げやすいです。

不動産は、市況に左右されやすい商品ですが、行動力がある人であれば、どんな状況であっても継続的に成果を上げることができます。

不動産業界に向いていない人の特徴3選

最後に、不動産業界に向いていない人の特徴を3つ紹介します。

以下に該当する人は、解説してきたようなつらさを感じやすく、仕事が長続きしない可能性が高いです。

ただ、会社や職種を選ぶことで解決する要素もあるため、それぞれの特徴ごとに、選ぶべき仕事についても解説します。

成果に追われたくない

不動産業界の仕事は、基本的に営業成果を求められます。

よって、成果に追われる仕事がどうしても嫌という人は、不動産業界に向いていない可能性があります。

営業職以外の事務職や物件管理を専門とする管理会社であれば、あまり数字に追われる心配はないため、おすすめです。

ストレスに敏感過ぎる

ストレスに敏感過ぎる人は、体調を壊してしまうリスクがあるので注意が必要です。

不動産は、昔ながらの考え方や慣習が色濃く残っている業界であり、仕事の成果や姿勢に厳しい会社が多くあります。その場合は、賃貸仲介会社や管理会社など、売買以外の方が、比較的穏やかな会社が多いためおすすめです。

決められた仕事をしたい

不動産業界は「正解がない仕事」が多く、人によってスタイルが異なるので、マニュアル通りに決められた仕事がしたい人は、向かないかも知れません。

営業職以外の仕事であれば、逆に、決められた仕事を細かく正確に行うことが求められるので、おすすめです。

まとめ

今回は、不動産業界がつらいと言われる理由や、実際に働いた経験者がつらいと感じたエピソードや不動産あるあるを解説しました。

不動産業界は、確かにつらい時もありますが、他の業界と比較して大変かと言うと、特にそんなこともありません。

解説したように、向き不向きが極端な業界ですが、入ってみると思ったより働きやすく、楽しい業界なので、転職に興味がある人は、ぜひ一度、検討してみてほしいと思います。

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あなたにマッチした、不動産業界での働き方を一緒に考えていきましょう。

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監修

不動産のOTOMO

不動産ブロガー。30歳未経験で不動産業界に転職し、営業や企画に携わり、宅建も取得。不動産業界の魅力を伝えるため「不動産のOTOMO」ブログ運営を開始し、累計40万PVに到達。JOBRIDGEの理念に共感し、不動産業界の魅力を伝えるコンテンツを配信中。 資格:宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

【休日/賞与充実】総合不動産会社での売買仲介職
【若手活躍中】首都圏中心の物件の賃貸管理業務