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不動産管理の平均年収は?会社ごとの特徴も合わせて解説

2024年02月27日

不動産管理会社の平均年収はいくらくらい?どんな不動産管理会社に入社すれば年収は高い?不動産管理業に興味がある人は、年収やどんな種類の不動産管理会社があるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。この記事では、不動産管理の平均年収や会社ごとの特徴、年収を上げるコツなどについて詳しく解説します。

こんな⼈におすすめの記事
・不動産管理業の平均年収
・不動産管理会社の種類と特徴
・不動産管理業で年収を上げる方法

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不動産管理会社の平均年収はどれくらい?

不動産管理業で働いている人の平均年収はどの程度なのでしょうか。ここからは、不動産管理会社の仕事内容や平均年収について解説します。

不動産管理業とは?

不動産管理業は、不動産物件の運営・管理を担当する業務です。

賃貸管理や施設管理、入居者さまとのコミュニケーション、定期的な点検・メンテナンス、契約管理、資産価値の最大化などが含まれます。

入居者さまのニーズに応えつつ、オーナーさまの利益を守り、物件の良好な状態を維持することが求められるでしょう。法令や規制への適合、市場動向の把握も不可欠であり、トラブル解決や効果的な運営が求められます。

綿密なコミュニケーションや幅広い業務スキルが要求され、不動産市場全体の知識やトレンドに対し、敏感に対応することも求められるでしょう。オーナーさまと入居者さまの満足度を向上させ、安定的な収益を確保することが不動産管理業の主な目的です。

不動産管理業の平均年収について

厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」によると2020年における企業規模が10人以上の不動産賃貸・管理業に従事している社員の平均年収は約490万円(※1)となりました。次に全産業における平均年収と比較してみましょう。

同じ年代の全産業における社員の平均年収は約458万円(※2)となりました。約32万円程度の差があります。

全産業平均と比較すると、不動産管理業は比較的高い年収になりやすい傾向といえるでしょう。

世代による年収の違い

世代による年収の違いが分かれば、長い間働き続けると高年収につながるのか、年収アップは見込めないので転職も検討した方がいいのかといった判断材料になります。先ほどの「賃金構造基本統計調査」から企業規模が10人以上の不動産業に従事している人の平均年収を世代別にまとめました。

年齢平均年収
20-24歳約292万円
25-29歳約359万円
30-34歳約408万円
35-39歳約459万円
40-44歳約498万円
45-49歳約529万円
50-54歳約563万円
55-59歳約560万円

50歳前後になると年収が約563万円となり、高い役職などについていると比較的高年収になる業界であることがわかります。さらに、営業職を兼ねており歩合などがつく場合は、さらに高年収にも期待できる業種です。

※1 支給する現金給与額*12ヶ月+年間賞与その他特別給与額(324千円*12+1,013千円) = 平均年収
※2 支給する現金給与額*12ヶ月+年間賞与その他特別給与額(307千円*12+ 905千円) = 平均年収

不動産取引業と年収の違い

次に不動産取引業と年収を比較してみましょう。2020年における企業規模が10人以上の不動産取引業に従事している社員の平均年収は約565万円(※1)で、約75万円程度の差があります。

参考:厚生省:「e-Stat

不動産取引業の中には売買仲介や開発などで成績を上げると、大きな年収増が期待できるケースもあります。

管理業は、これらの職種と比較すると年収面では届かない傾向です。しかし、不動産管理業は安定性に優れていますので、より安定した年収が得られやすい職種といえるでしょう。

※1 支給する現金給与額*12ヶ月+年間賞与その他特別給与額(365千円*12+1,274千円) = 平均年収

不動産管理業の仕事内容

ここからは、不動産管理業の仕事内容について詳しく解説します。

空室管理や募集など

空室管理は重要な業務です。空室があることで本来は入るはずの収入が発生しないため、まずは入居につなげる必要があります。

広告を通じて空室の早期入居促進に取り組まなければいけません。

賃料の柔軟な調整や、設備のアップグレード提案などを通じて、賃料水準を上げてオーナーさまの利益最大化を目指します。

実際の入居希望の方との連絡や内見の手配、質問の対応も大切な業務です。

賃貸契約では、法的な手続きや契約条件の説明が必要であり、相手に理解できる説明のスキルや契約書の作成スキルも必要になります。借主さまとオーナーさまの円滑なコミュニケーションを通じて、問題解決やトラブルの解決に対応します。

維持管理

また、管理物件の維持管理も欠かせません。物件の定期的な点検や保守作業を通じて、建物や設備の健全性を確保し、トラブルの予防を図ります。

修繕やメンテナンス作業の手配、修理会社との連携も担当し、スムーズかつトラブルのない実行力が必要です。また、住人との円滑なコミュニケーションを通じて、修繕のリクエストや緊急事態に適切に対応しなければいけません。

予算管理やコスト効率の最適化も不可欠で、オーナーさまとの透明なコミュニケーションを通じて適切な計画を策定します。

収益を上げる提案

不動産管理業では、オーナーさまの収益を上げる提案が必要です。

まず、市場調査を通じて競合物件との比較を行い、賃料の設定や需要予測を行います。

オーナーさまとのコミュニケーションや建物管理を通して、管理物件の魅力を維持し、入居者さまに快適な居住環境を提供する役割が求められるでしょう。

不動産管理会社ごとの種類と特徴

不動産管理業の年収や仕事内容などについて解説しましたが、ここからは不動産管理会社の種類や特徴などについて解説します。

デベロッパー系管理会社の特徴

デベロッパー系不動産管理会社は、不動産開発事業者によって設立され、開発した物件の管理に特化しています。

主な特徴は物件の開発段階から関与し、完成後も継続的な管理を行うことです。

保守・メンテナンス業務や入居者さま対応だけでなく、開発段階での市場調査や設計の段階から参画し、プロジェクト全体を通して価値向上を追求できるのが強みです。

その他にも、建物の特徴や設備に対する専門知識を生かして、最適な運営戦略を展開する点も挙げられるでしょう。

ゼネコン系管理会社の特徴

ゼネコン系不動産管理会社は、ゼネラルコントラクター(ゼネコン)によって設立され、主に建築プロジェクトから派生した物件の管理を担当します。

物件の設計や建築に参画していますので、完成後も保守・管理業務をスムーズにできるといったメリットがあります。

ゼネコンの実績とネットワークを活かし、建物の品質と機能性を最大限に引き出すことができる点も特徴です。

賃貸や売買活動にも焦点を当て、入居者さま対応とオーナーさまの利益最大化を両立させます。

施工段階からの深い関与により、物件の状態やメンテナンスニーズに対する専門的な理解を有している点が、効果的な管理戦略の立案と実行に繋がり、大きな強みとなるでしょう。

独立系管理会社の特徴

独立系不動産管理会社は、特定のデベロッパーやゼネラルコントラクターに縛られず、独自に設立される形態です。

広範囲な対応が可能で、異なるオーナーさまや投資家から委託を受けた物件の管理に特化している管理会社です。

独立性が高く、柔軟性があるのが大きな特徴といえます。一般的に多様な不動産タイプに対応できる点も特徴のひとつです。

独立系の強みを活かし、法務や会計、施設管理において士業と連携を行うことで、柔軟なサービスを行うことができます。

地場に定着した管理会社の特徴

地場に密着した管理会社は、地域社会との強固なつながりを持ちコミュニティを築いている点が特徴です。

創業が数十年と長い会社も多く、物件の安全性や入居者さまの生活に関する配慮が行き届いています。地域の規模や需要に合わせた的確なマーケティング戦略を展開し、地元の不動産市場で競争力を発揮できるでしょう。

大手と比べると規模は大きくありませんが、地域密着型の不動産管理会社ならではの強みを活かした事業を行っています。

不動産管理業に向いている人とは?

ここからは、不動産管理業に向いている人の特徴について解説します。

不動産に関する知識が豊富、または身につけたい

不動産管理業に向いている人は、やはり不動産に関する豊富な知識を持っている人が挙げられるでしょう。不動産市場や法制度に詳しく、物件の特性や価値を理解している人などは適任です。

さらに、賃貸契約や法的手続きに明るく、入居者さまとオーナーさまの権利や義務を的確に把握していると、管理会社に入社してすぐに即戦力となるでしょう。物件のメンテナンスやリフォームに関する知識も必要です。

今は知識がなくても、不動産の知識を高めていきたいという方にも向いています。管理をする上で必要な知識や実務を重ねることで、お客さまから信頼される専門性を身に付けることができます。

忍耐強くコツコツと取り組むことができる

不動産管理業に向いている人は、忍耐強さがありコツコツと取り組むことができる方です。

物件の維持や入居者さまとの問題解決には時間がかかるケースもあり、修繕やトラブルへの対応において、ときには忍耐が必要です。

また、管理は長期修繕など長い目で取り組むことも多いため、入居者さまや関係者とのコミュニケーションの細かな問題にも丁寧に対応することで信頼を築けます。

細かい点を精査にチェックできる

不動産管理業に適した人物として、物事を精査し細部に注意を払える特徴を持っている人も挙げられます。

契約書や法令、物件の状態などの情報を入念に確認し、誤りや違法性を見逃さないことが重要です。

物件の点検やメンテナンスも慎重なアプローチが求められ、細かな不具合も見逃さず対応しなければいけません。

また、入居者さまとのコミュニケーションにおいても、的確で誤解のない情報伝達が必要です。

物事を丁寧に精査するスキルも、不動産管理業において重要な能力です。

不動産管理業で年収を上げる方法

不動産管理会社で働く場合、どのような方法で年収を上げていけば良いのかも気になる点です。ここからは、不動産管理業で年収を上げる方法について解説します。

大手の不動産管理会社に入社する

年収を上げるためには、大手不動産会社での経験が効果的です。まず、大手企業での豊富な研修や経験を通じて専門知識を蓄積し、管理業における効率的なスキルを習得します。

大手企業での実績は今後のキャリアを築く大きな助けになるでしょう。また、クライアントやネットワークが広く、そこで得た人脈や経験をもとに新しいビジネスチャンスに取り組むことができます。

たくさんの人と関わる調整力は必要ですが、大手ならではの大きな仕事に挑戦できるチャンスもあります。

業務に活かせる資格を取得する

不動産管理業で年収を上げる方法の一つは、関連する資格を積極的に取得することです。

例えば、宅地建物取引主任者、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士などの資格が挙げられます。

資格を取得することで、専門的なスキルや知識が向上し業務の幅が広がるでしょう

また、会社によっては資格手当がつくなど、インセンティブによる直接的な年収アップ効果もあります。

歴史の長い不動産業界では多くの国家資格が存在します。ぜひ自分にあった資格にチャレンジしてみてください。

多くの管理物件を担当する

多くの管理物件を担当することは、そのまま売上アップにつながり、手数料や報酬

これにより、クライアントやオーナーさまからの信頼が高まり、新規の取引が増加します。更に、効率的な業務管理やタスクの効率化が求められ、これが成果物の品質向上やタイムマネジメントのスキル向上につながります。

もちろん担当物件の数が多すぎて、上手く立ち回れずに失敗してしまうかもしれません。しかし多くの管理物件を担当することは、不動産管理業での成果と年収向上に貢献します。

一段視座をあげて仕事をする

また、自分の目線を上げて仕事をすることも有効です。経営層や上級管理職のポジションに就くためには、現在の役職の一段上の目線で仕事に取り組む必要があります。自分が社長なら、上司ならどう考えるか?その意識を持つ中で日々仕事をしていると、いつしか上司の目に留まり新たなチャンスが生まれることがあります。

いきなりの挑戦は難しいので、まず経験を積むことで周囲からの信頼を得て、実績を積み重ねる事でチャンスを狙いましょう。

ぜひ日々の仕事の意識を高くして、取り組んでみてください。

まとめ

不動産管理業の平均年収などについて解説しました。

不動産取引における仲介業務より平均年収は高くありませんが、安定した収益を得られますので、大幅な年収ダウンなどが起こりにくい職種といえるでしょう。

今後、築年数が経過した物件などの増加することから不動産管理業に求められることが増えてきます。そのため、今後不動産業における重要なポジションを占める可能性も高いといえるでしょう。

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監修

不動産のOTOMO

不動産ブロガー。30歳未経験で不動産業界に転職し、営業や企画に携わり、宅建も取得。不動産業界の魅力を伝えるため「不動産のOTOMO」ブログ運営を開始し、累計40万PVに到達。JOBRIDGEの理念に共感し、不動産業界の魅力を伝えるコンテンツを配信中。 資格:宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

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