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“宅建合格”の先にあるチャレンジへの扉

2023年07月06日

“宅建士”になるために

宅建を既に学ばれている方はご存じだと思いますが、 不動産業界で「宅建士」としてお仕事を始めるには 試験に合格しただけでは名乗る事はできません。

実務経験が2年以上もしくは、 それと同等以上の能力を有する者と認められ、更に合格した各都道府県に資格登録申請を行う必要があるのです。 宅建士試験は学歴などといった受験資格に制限がない為、業務に携わった事のない方でもチャレンジされる方も多いです。
ですが、実務未経験の場合は、合格後の「同等以上の能力を有する者」として知識の習得をするために、国土交通省の登録機関で「登録実務講習」を受講する必要があります。

登録実務講習とは?

今日はこの講習についてお伝えしたいと思います。
宅建試験は受験資格には制限がないと言っても、その合格率は15%~18%。
真剣に学ばなければ合格できないと言われています。
その為、合格発表後はまるでゴールテープを切った様な気分になってしまいます(私だけでしょうか。。。)

では実際に合格後の皆さんはどうされているのでしょうか?

登録実務講習を受講するには

本気で不動産業界でお仕事をしたいと勉強に取り組まれてきた方の多くは、登録実務講習と並行して転職活動をスタートしています。
その為、1クラス定員20名の講習は直近開始のクラスからあっという間に埋まっていきます。
2日間にわたる通学の講習は利便性の事などを考えると自宅近くのスクールが好まれ、そのスクールの開始スケジュールに限りがある場合、希望より2,3か月先になってしまうケースも少なくはありません。
すぐに転職を希望されている方は是非お申込み開始前にスケジュール調整を行うと共に利用したい スクールの日程確認をしておくことをお勧めします。

さて、実際に始まった登録実務講習の内容とは・・・
その前に、受講予定のスクールより教材が到着し、スクーリングの準備学習として次の流れで学習をすすめます。

実際の登録実務講習の流れ

1.通信学習

◆web講義(2.5時間×3回)を視聴
◆重要箇所についてレジュメの確認
◆テキストの通読
◆問題演習

社会人は平日の予定に変動が生じる事も多く、予定通りに進まない事に対するストレスを抱える事があります。

私の場合、集中して行える週末に視聴とレジュメの確認と通読をサラッと行う事に留め、一問一答の問題演習は記憶の定着の確認も兼ね、平日の隙間時間に行いました。
それでも、予定通りとはいかない事もあり、講義は約1時間ずつ分割して視聴。講師からの重要ポイントは、動画を止め、その都度テキストへの書き込みを行いました。

さらに問題演習で間違った箇所は一目で分かるように工夫。
これが講習2日目の試験にも役立ちました。

2.スクーリング演習

スクーリング演習の時間は12時間。全5コマを2日間で行います。
そしてどの演習への欠席・遅刻・途中退席は許されておらず、
全コマ出席していることが修了試験の受験資格になっています。
コロナ禍とはいえ、振替やフォローがないのは、必然的に体調管理に神経を使いました。

講師はテストに出題される部分を強調して何度も説明してくださるので、自然と頭にインプットされていきます。集中力が切れてしまう事への配慮をしてくださりながらも、ただ座っているだけでは(聞いていなければ)受からない試験ではある。との事。反対に要点を押さえていたなら、20名の内試験に落ちる人は一人いるかいないか。との事でした。(逆に私はそのひとりになる事に怯えましたが。)

3.修了試験

実際の終了試験は、テキスト等の持ち込みは許されてはいるものの、30問の一問一答の出題の他、記述式30問が出題されるため、とにかく時間が足りません。

前半の一問一答をいかに早く正確に解き、後半の記述式に時間を確保する事が単純ミスを防ぐキーになっています。

そして大事なのは、完璧を目指さないこと。
どうしても曖昧な点についてのみテキストに立ち返る程度に抑え、満点を取るのではなく、合格点を目指してどんどん解いていく必要があります。
それ位、私は見直しを含め終了のギリギリの時間までかかってしまいました。

問題も回収されてしまうため、自己採点はできません。1週間後に到着する結果通知まで、再チャレンジの事は考えない様にしました。

※再チャレンジについて

合格通知のお話の前に、再チャレンジについてご説明します。
私が受講したスクールには同一年度、1回のみの再チャレンジ制度がありました。
そう、再チャレンジは1回のみです。
お仕事で直ぐに必要な方には有難い制度ですが、
やはり再チャレンジは緊張を伴う為、できれば1回で通過したいものです。
(後日談ですが、出席し要点さえ押さえていれば合格できます!)

4.合格通知~登録実務講習修了証到着

修了証は、宅地建物取引士の資格登録を受けるために必要な書類です。
宅地建物取引士として業務に従事する予定のある方は、
合格した各都道府県のHPを確認の上、手続きを進める事となります。
(登録完了まで概ね30日~60日が必要とされています)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
不動産業界に初めて従事される方には、もう暫く頑張りが必要な道のりが待っています。
合格からのモチベーションを引き続き持ち続ける事が大切です。

  •  どのような業務があるのか。

  •  自分に合う不動産会社はどんなところだろう。

  •  初めての不動産業界、漠然とした不安がある。

このような小さな疑問や不安がきっかけでカウンセリングを受ける方が増えています。

最後に

JOBRIDGEではリアルタイムのお仕事情報と照らし合わせながらお仕事選びのお手伝いを行っています。
不動産業界に精通したLIFULLならではの、ノウハウの詰まった学習システムもご用意。
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